京ことば
2008年06月29日
「いいたいこといい」
遠慮しないでずけずけ言いたいことをいう人のこと。
京都では遠慮無しに自己主張する「いいたいこといい」は煙たがられるそう。
なるべく遠慮がちに婉曲的に表現するのが上品とされます。
よく喋る人のことは「しゃべり」といいます。
「あめさん」
京都では食べ物にもやたらと「お」や「さん」を付けます。
飴さん(飴ちゃんともいいます)
お芋さん・おかいさん(粥)・お揚げさん(油揚げ)・おたまさん(卵)
おまんさん(饅頭)・・・・これはお江戸でいうたらアカンそうです。
「いかれこれ」
してやられたこと、打ち負かされたこと。
「いかれこれやがな」?大阪弁みたい・・・
「おきばりやす」
精進して頑張って下さいの意味。
きばる=気張る
気がシャキッと張ってると力が入ります。
頑張ってというより相手を労って声をかける感じ。
「おきばりやっしゃ」は「がんばっておいで」っていう意味あい。
「きばったはりますなぁ」は「よう精が出ますね~」
「かんがえときまっさ」
京都でいう「考えておきます」はお断りという意味合いだそう。
本気で考えてもらえると思ったら甘い甘い。ってことです。
その時にきっぱり断るには失礼なので、そう言っておくとう社交辞令。
「みとーみ」
「みてみー」とか「みとーみやす」ともいう。
これ見てご覧。という意味と
ほら見たことか的な意味にも使う。
「しとーみ」「してみー」は
「やってごらん」「試してみて」というときに使う。
「きとぉみ」「ゆうとぉみ」は
「聞いてごらん」「言ってみて」となる。
「ほたえる」
戯れる、ふざける、おどける、甘えてる的なときに使う。
「いつまでほたえてはんのんえ」=「いつまでふざけてるの」って感じ。
「そんなにほたえてもアカンし」=「そんな甘ったれても無理」とか。
似た言葉に「いちびる」
ふざける、じゃれる。調子に乗って度を越してはしゃぐこと。
「そんなにいちびってると怪我しまっせ」
「大概にしときやっしゃ」=え~加減にしなさいよ。
「ねき」
傍、近くのこと。
「ねきにおいない」=「傍にいらっしゃい」
「ほんねきにあります」=「すぐ近くにあります」
よく似た言葉で「はた」
これは「ハタから口出しせんといて」。横という意味でしょうか。
「よろし~おあがりやす」
どうぞ召し上がって下さい。という意味と
「ごっつぉはんどした=ご馳走様でした」に対して
「お粗末さまでした」の謙遜の意味をこめて「よろし~おあがりやす」と使う。
よろし~に、よろしゅうに、共によろしくねっということ。
「おあがりやしとくれやす」は
「どうぞ上に上がって下さい」とか「どうぞ召し上がって下さい」の意。
「おぶ」
お茶のこと。「ぶぶ」ともいう。
「ぶぶづけ」はお茶漬けのこと。
「京のぶぶづけ(お茶漬け」の話し
これはその気もないのに口先だけのお愛想で早く帰ってもらうための挨拶と言われていますが
実際は、京都の長い歴史の中で
お客さんをお招きするのは今のように料亭に出向くなど外食ではなかった時代
お家にお客様をお招きして仕出し屋さんからお料理をとって振る舞った時代
お酒も進み、宴たけなわ、ぼちぼちお茶漬けでも作りましょうかとお声掛けしたのが
始まりだとか。そうしたら頃合い、
ご飯まで頂かなくても仕出し屋さんのお料理でお腹もいっぱい、え~加減酔いも回って
帰りまっさと客人が帰る。ということになる。
主人側のほんとの意味での気遣いの形が
今、そういえば帰ってくれるだろうということになって、その部分だけ取り上げて今に残る。
そういった事を知らずに
「はい、頂きます」っていうのは愚の骨頂とされたのは昔の話し。
今は素直に本気ですすめて下さっていると とっていいと思います。
「ありがとう頂きます」と双方気持ちよく素直がよろしおすのんとちゃいまっしゃろか。
=素直がいいんじゃないでしょうか。=素直でいいです。
ちなみに京都弁は、こうゆう具合に、わざわざ言い回してものを言いますよね。
これは相手にキツイ印象を与えんようにの気遣いの一種だそうで
出来るだけ物腰柔らかくしようとする京都のおもてなしの心に通じるものだと思います。
「ありがとう」といえば「おおきに」
これは今でも くせ者だったりします。
「かんがえときまっさ」と同じように婉曲的に断りの言葉につかう時があります。
「ほな(じゃ)、後で待ってるしな」って約束したかのようになった時に
「おおきに」とだけ言われたなら、、、、、
そう言って頂いたことに「ありがとう」と言っただけで
「行きます」とはゆうてしまへん(言ってません)ってことになりかねない。
「おおきに」の後の言葉をしっかり聞いてからしか「そうかおおきに」ってゆえしまへんのんえ。
なんせ京女はお口べっぴんにしてなアカンのでかんにんしとくれやす~ってね。
「かんにんえ」
ちょっとごめんなさい、ちょっと失礼します。「ちょっとかんにんえ」というときに使います。
「かんにんかんにおそなって」京言葉の特徴、これも二度重ねても使います。
「ゴメンご免遅くなって」。
「かんにんどっせ」 「かんにんしてや」=「わるかったな~」
「かんにんしとくれやす」=「許してね~」っていう感じ。
「なんぎやな~」
「なんぎやな~、ナンボかんにんしてやってゆわれたかて、それは殺生やわ」
難儀は難しいこと、苦しみ悩むこと、面倒で困難なことという時に使うけれども
どうしようもないときとか、仕方ないな~のニュアンスのときに使う。
「おくない」
おくれ、下さいの意味。
ぎょうさんおくない=どっさり下さい。
「おいない」=おいで、来なさい。
「みとみなはい」=みてごらん=「みとーみ」
みなさんぎょうさんきとくれやす=皆様、祇園るるどにぜひお越し下さいませ~。




